愛猫・愛犬の健康と長寿を考える アイコーポレーション 中村コラム

愛犬家・愛猫家のためになる情報を毎月(各月)にて更新しています。

2014 年 9 月 1 日|中村コラム

第134回:人間の都合

広島県の集中豪雨災害で、殺処分から殺処分をまぬがれた犬の記事を読み理解に苦しみました。

その救助犬は、殺処分をされる筈でしたがその仔犬が最後だった為、ガス室に入りきれず一頭だけポツンと取り残されて怯え震えていた所に偶然、動物愛護団体が来てその犬を保護しましたが、人間に懐かず心も開かない期間が長かった、との記事でした。

何故か、ボランティアさんがその仔を救助犬して育て、広島県にその犬を連れて埋もれた土砂や瓦礫の下にいる要救助者を泥だらけになり、足をとられながらも懸命に探している、との記事でした。

飼い主に裏切られ、殺処分場で他の犬達が叫びながら苦しみながら殺されていく状況をすべて見ながら、次は自分の番と思い震えていた犬の傷ついた心は如何ほどのものだったのでしょうか。

何故、人間に裏切られ傷つき心も開けなかった仔犬が救助犬に育てられていかなければいけなかったのでしょうか・・・

人間に裏切られた仔犬が救助犬となり、泥だらけになり命の危険性も有る筈の災害救助犬として生きなければいけなかったのでしょうか。

例えば私が、その子犬だったとしたら、自分を裏切った人間を自らの命をかけてまで救助などしたくない・・・

また、ボランティアに引き取られたからと言って、何故、自分が人間を救うためのボランティアを強いられなくてはいけないのか・・・

人間に裏切られ傷ついた子犬だからこそ、時間をかけてゆっくりと愛情を注いでくれる飼い主さんを探してあげたほうが良かったのでは・・・

その記事を読みながら、切ない思いだけが私の心に残り、釈然としませんでした。

盲導犬が、刺された記事も同じ日に読みましたが、本来、犬であればだれかに危害を加えられれば自ずと防衛本能が働き逆に攻撃をして自分を守れる筈なのに・・・

犬が自ら備え持っている防衛本能までも、調教と言う言葉で取り去られ、消し去られ、感情も消し去られた犬が盲導犬として人間を助けているのですね・・・

盲導犬が自ら、自分は盲導犬になりたいと言う意思表示も出来る筈が無く、人間の意志と都合だけで盲導犬として作り上げられ、刺されても声一つ上げない盲導犬。

盲導犬や災害救助犬は素晴らしい、立派などと言う方も多くいますね。

自分と立場を置き換え考えますと、立派、素晴らしいと称賛されても喜ぶ感情も消し去らされた犬達です。

犬や猫は、飼い主と共に生き、愛情をたっぷりと注がれ、甘え、感情表現をし、常に守られながら暮らすことが一番幸せな筈です。

野良猫や野良犬も、保健所の問題は別として、自由奔放に生き、敵が来れば自分を守るために喧嘩をし、持って生まれた本能のまま自由奔放に生きて暮らしています。

飼い主がいない犬や猫は、自分達を可哀想だとか、惨めだとか、不幸だなんて思っていません。

だって、それ以上の幸せを知らないから、飼い犬や飼い猫としての幸せを知らないから・・・

しかし、どの犬や猫も素敵な飼い主さんの家族になれたら、素晴らしい、猫生、あるいは犬性を生きられますね。

人間の身勝手、都合で、振り回されている犬や猫、人間の傲慢さを感じずにいられません。

だからといって、全ての犬や猫が幸せになれる筈もありませんね、人間も全ての人間が幸せではないのでしょうから。

幸せではないから、ストレスを抱え生きていく人間達にモンスタークレーマーを育て、意地悪な心を芽生えさせてしまうのでしょうから・・・

小さな幸せでも、自分で気付きゆったりと暮らしている人間や、犬や猫が一番幸せなのでしょうか。

多分、そうですよね。

人間から感情を消し去られてしまったら、ロボットと言う事になるのでしょうね。

私はロボット人間として生きる事など拒否します。

また、我が家の犬や猫は豊かな感情を育み、家の中では本能のまま喧嘩もし、自由奔放に生きる事を望んでいます。

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